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2011.02.20

顎関節症のこと・・・

1.顎に悪い癖と姿勢の悪さを直す

よくある口の癖として、頬杖・唇を噛む・顎を頻繁に動かす・無意識のくいしばり(ストレスとも関連)が挙げられます。
こういった癖は咀嚼筋(そしゃくきん・噛む筋肉のこと)や顎関節に疲労・緊張が起こり、やがて顎関節症になることになります。
顎関節症の原因として、素因(不適切な歯科治療などの発症のしやすさ)と、発症因子(発症のきっかけとなった原因)、持続因子(症状を長引かせている原因)の3つの要因がありますが、この「顎に悪い癖」はどの因子にもなりえるので、顎関節症の予防としては是非とも自覚して修正していきたいものです。

悪い癖の対策

物を食べる時に片方の顎だけで噛む。
 両方の歯で噛むようにする。

横を向きながらテレビを見るなどして、顔をまっすぐ向けずに食事をする。
 →まっすぐ向いて食べる。

長時間のほほ杖、または頻度の多いほほ杖。
 →ほほ杖をつかない。

顎と肩で電話をはさむ。
 →電話は手で持つかフリーハンドのツールを使う。

食いしばり。(日中)
 →常に顎の力が抜けているかチェックをする。(口を大きく開ける癖を付けるとよい)

歯ぎしり。(夜間)
 →これは意識的に気を付けようがないので、とりあえずマウスピースなどを付ける。

姿勢の悪さ
 →常に姿勢を意識すること。また、体操などをして、体が固まらないように心がける。

根本的な対策は、脳や体の緊張を取ることが必要。
整体などを受けるのも良い。



2.噛み合わせ

噛み合わせは自分では気を付けようがありません。
顎関節症の予防や対策も「顎に悪い癖」を治す程度しかありませんが、それだけでも噛み合わせが良くなることはあります。
根本的には歯科治療のやり直しも必要になるかもしれません(削りすぎた歯を高くしたり歯列矯正など)が、土台の顎がゆがんでいたら歯科治療だけでは治らず、顎を治してから歯の治療を行うことが望ましい。

3.精神的ストレス

精神的ストレスが原因で顎関節症になっている方もいらっしゃいますので、このような方の顎関節症の予防としては、生活の仕方を見直す必要があります。
たとえば完全主義的な思考を少し緩めてみるとか、少し几帳面さを緩めていい加減になってみるというようなことが必要になります。
一般的には、行動の癖より心の癖の方が直すことが難しいと言われていますが、少し修正されるだけでも顎への負担がなくなり顎関節症が軽減することはよくあります。
まず第一歩は、顎のことを年中気にしないようにすることです。

4. 外傷・打撲など

残念ながら突発的に起こる外傷や打撲などは予防のしようがありません。
ぶつけたらすぐさま冷やすことをお勧めします。

5.他の病気

他の病気があるため顎関節症になっている方は、まずは原因となっている病気の治療が重要です。
必ずかかり付けの医師に顎関節症になっていることを告げ、対策を取ってください。
勝手な判断で予防することは帰って症状を悪化させてしまうことがありますのでお気を付け下さい。

★顎関節症度チェック★

1.顎が開きにくい感じがする。
※顎が開きにくい感じがするのには2種類のパターンがあります。1つは、咀嚼筋の運動障害による顎関節症です。2つ目は、顎関節の内部にある関節円板の障害による問題です。

2.顎の開閉運動時に、顎関節部やこめかみ、耳の周辺で”パキッ”や”カチッ”などのクリック音がする。
※これは、関節円板の位置異常が起こっている可能性の高い状態です。3型の顎関節症の可能性があります。

3.顎をあけると痛みがある。
※顎をあけた時に痛みがある場合は顎関節症の可能性が非常に高いと言えます。

4.硬いものを食べると顎が痛む、もしくは硬いものを食べることができない。
※この状態は、物を噛むときに顎関節部にかかる圧力によって痛みが出ている状態です。顎関節症の可能性が高い症状の1つです。

5.噛み合わせがなかなか合わない。
※噛み合わせがなかなか合わないのは、顎関節の位置異常によって上歯と下歯の位置があっていない可能性があります。
このような時に、歯を削って噛み合わせを合わせるのは危険な時があります。
ご注意ください。

6.顎がはずれそうになる、もしくは脱臼しやすい。
※このような症状は、顎関節内部の問題がある場合に多い顎関節症で認められる症状です。

7.朝起きた時に口が開きづらいことがある。
※この症状は、顎関節症の初期に多い症状です。
動かし始めると比較的スムーズに動くのも特徴です。
慢性化すると、1日を通して顎が開きにくくなります。

8.慢性的な首の痛み・だるさがある。
※1型の顎関節症のでは、咀嚼筋の問題が周辺の筋肉に悪影響を及ぼし首や肩の痛みを引き起こすことがあります。

9.夕方になると頭痛がする。
※この状態は、顎の周辺の筋肉が夕方になると疲労がたまり血流の悪化や神経の圧迫を起こしてしまう事があります。
このような状態になると頭痛が引き起こされます。
慢性化すると夕方の頭痛だけでなく、1日を通して頭痛が起こるようになります。

10.顔にシビレやツッパリ感がある。
※顔の筋肉は表情筋といわれる筋肉です。
咀嚼筋の影響で表情筋に問題が波及すると皮膚を引っ張るようになります。
そうすると皮膚に動きが制限され、顔にシビレやツッパリ感があらわれます。

11.朝起きた時に顎が痛む
※朝起きた時の顎の痛みで顎関節症が発症する方も多くいらっしゃいます。1型の顎関節症の可能性があります。



いかがでしたか?当てはまる項目が2つ以上ある場合には、顎関節症の治療を開始する事をお勧めします。
特に、顎関節部に痛みがある場合や顎関節の動きに異常が出ている場合には早期の治療開始をお勧めします。

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